まだ、一歩でも走れるなら。

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まだ、一歩でも走れるなら。

おはようございます!

パーソナルランニングコーチのREDです!

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■ 今朝は満月がきれいで、とても輝いて見えました。

空気が澄んでいるですかね!

 

寒さも一段と増しましたが、

その分、走りやすくもなったかと思います。

 

今日は福知山マラソン。

出られる方の健闘をお祈りしています!

 

 

 

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このブログは、

『ウルトラマラソンなどの

 荒唐無稽なRUNをチャレンジすることで、

 だれもが自己実現できる社会を実現させる』

ことを目標に、

 

年間5,000km走り、

様々なRUNや大会にチャレンジしてきた著者が、

その中で学んだことをお伝えするブログです。

 

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■ 先日は夢グレを通してわかったことと題して、

2つのことを挙げました。
 
 
一つはやはり、
大会までの練習であったり、準備が、
日々の生活に大きなモチベーションになるので、
目標は不可欠であるということです。
 
 
もうひとつを今回書こうと思うのですが、
これは夢グレ特有というか、
夢グレのような荒唐無稽の大会だからこそ、
気づけたこと、なのかもしれません。
 
 
■ というのも、
 
夢グレは、
その長さ320km、関西の都道府県を全制覇し、
 トレイルのコースを含む行程で、
 エイドの間隔も15km前後が当たり前。
 沿道の応援もまったくない」
といったほかにはないスタイルの大会です。
 
 
出場条件も、
「200km以上の大会完走者」
というそれなりの走力を持ち合わせた方向けの設定。
 
であるにも関わらず、
「完走者も6/30人(2018年)」
と、20%しかなく、
完走の難しさがにじみ出ています。
 
 
 
実際に、
「夢グレの完走には3年かかる」
と言われており、
私の友人も何度も挑戦していました。
 
 
 
■ さて、
このような荒唐無稽な大会の最中、
私がみつけたのは、
『第3の自分』
でした。
 
それを見つけたのが夢グレの一番の収穫であり、
フルマラソンや100km程度のウルトラでは、
知り得なかったことだと思います。
 
 
 
 
■ 『第3の自分』
 
それは、
夢グレ完走記の冒頭に記載したような事柄、
 
以下、完走記_2018より抜粋

もうまともに走れる状況は、
とっくの昔に終わっていた。
もう、
身体が、心が、
「やめよう」
と言っているのだ。
いつも気持ちだけは前向きに。
そうやってきたけど、
それさえも無力だ。
 
「やめよう。◯◯だから」
「???」
「、、、、◯◯ってなんだ?」
 
脚が動かない?
カラダが痛い?
怪我した?
眠い?
どれもピンとこない。
 
「もうやめよう」
一度はそう思ったはずなのに。
なんでだろう?
何度も寝ては覚めてを繰り返し、
そのたびに、何かと葛藤している自分がいる。
 
ここで本当に終わりなのか?
まだいけるんじゃないか?
どうせやめるなら、
最後まで走り尽くて終わろうじゃないか。
 
とりあえず全身の擦れてできた傷に、
テーピングをし、荷物をまとめ出す。
 
夜中の2時半、
まだ真夜中の不気味な新今宮の街を歩く。
最後まで走りきると決めたものの、
まだ心と体は、スパワールドの湯どこに引きづられており、
それを振り払うかのように、
南へ、歩を早めた。
 
持てるもの全部、
今一瞬、この時にこめて。
 

 
ここまで。
 
■ 2日目の夜、
確実に限界は超えていました。
すべてを出し尽くした感じ。
 
いつもなら精神力でカバーしていましたが、
そのきっかけとなる言葉でさえも、
出てこなくなりました。
 
もう完全にお手上げ。
心も、身体も、もう何も出てこない状況です。
 
 
サハラでもここまで追い込まれることはありませんでした。
 
1度目のサハラでは、リタイヤしても気持ちは、
まだ前に進もうとしていましたし、
 
2度目のサハラは、ちからを蓄えている状況で、
まだまだできる自信はありました。
 
 
 
それが今、
なにもかもが「終了」のサインを出している。。。
 
 
2日間走り通して、これ以上のない状況でした。
 
 
 
 
■ 「でも、、、、」
 
でも、
「それに抗おうとしている自分」がいるのです。
 
 
以前から、
2人の自分がいることは知っていました。
天使と悪魔のような、
陰と陽のような、2人の自分。
 
簡単に言うと、
「走りたい!」「大会に出たい!」
「面白そう!」「楽しそう!」
という前向きな自分。
 
と、
 
「えー、、、めんどくせえよ」「寒いのイヤ」
「寝ていたい」「だるい」
という後ろ向きな自分。
 
この2種類の自分の存在は前から知っていました。
 
毎日、この感情と戦うのがまず一番に必要でした。
 
 
 
でも、今回、
その2つの自分両方が、
「やめよう」
とサインを出しているのです。
 
完全に終わったと思いました。
 
 
 
■ ですが、
そこで出てきた「第3の自分」は、
もっと深い深いところから出てきた自分でした。
 
 
それが何なのか?
本能か、
自分自身の自身への期待か、
これまでやってきた習慣か、
まだそこで終わりとしない、
そこで終わることを良しとしない自分が出てきたのです。
 
 
■ その自分が小さな火種となり、
身体を動かそうとしてみます。
 
 
体の状態、睡眠、食事。
どれも万全ではないですが、
走れないこともありません。
 
『まだ、一歩でも走れる』
 
 
「どうせやめるなら、
 最後まで、限界までやりきって、
 それでもダメだったなら、格好がつく。」
 
「精根尽き果てて、
 道途中、志半ばで息絶えるほうが、
 示しがつく」
 
と、本当に本当に少しづつですが、
走るほうに意識が向き始めました。
(それでもまだ、全体の10%ぐらいの比重でしたが)
 
その気持に従って、
準備をし、館の外へ出ます。
そこには、それまで一緒に走ってきたMさんがいて、
あきらかに待ってくれていましたし、
主催者の方も待ちわびているようでした。
 
 
もう進むしかありません。
少なくともその場で「リタイヤします」とは言えませんでした。
 
 
■ 結果、ここが成否を分けた分岐点となり、
無事にゴールまで走りきれたのですが、
 
あのときの
『第3の自分』が一体何だったのだろうか?
は、謎のままです。
 
 
ですが、
これは決して、日常では経験できないものだと思います。
 
限界を超えた、その先に現れたことなので、
たとえ、また夢グレを走ったとしても、
その自分に出会えるか、わかりません。
 
 
■ だからでしょうか。
 
次があるわけじゃないですが、
 
まだまだ、
いろんな意味で自分の可能性、
知らない自分に出会える。
 
RUNはそれを叶えてくれるのではないか。
そんなふうに思い、今日も走り続けています。
 
 

次の目標はまだ見つかっていませんが、

(川の道520kmという少し遠い(?)目標があることはありますが)

「では、来年何しようか?」と、まだ計画も白紙の段階です。

 

近々、何か見つかるだろうと思います。

 

 

 

今日はここまで。

 

 


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本日の走行距離:21.6km

今日現在の総距離:487.6km

目標の600kmまで、112.4km

 

 

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