『43th day ー 知っていることは大きなアドバンテージになる』
10:23 AM
大阪を離れるせいか、今日は全く走るモチベーションではなかった。
少し走ると変に疲れて歩く。
いくら走ろうとしても走れない。
息があがる。
息があがるなんて、今までなかったことだ。
それでもなんとか少しづつ進み、尼崎まできたときだった。
突然にわか雨が降ってきた。
ちょっと進むには雨がキツすぎる。
堪らずマンションに駆け込み荷を下ろす。
座ることができたので、そこで雨が止むのを待つ。
座ると睡魔に襲われた。
iPadでさえまともに扱えず、思い切って寝ることにした。
寝てマシになったようだ。
前のように、息があがることもない。
今日は風が非常に強い。
天気予報では強風注意報がでている。
歩道に止めた自転車は倒れ、ゴミ箱もフタが吹き飛んでいる。
信号機も強風で揺れていた。
僕の帽子も一度飛ばされた。
信号によく引っかかるのと、向かい風の強風で、
なかなか進まないし、気持ち的に萎える。
5時半ごろ、三ノ宮に到着。
イメージしていたより一時間ほど遅い。
でもあの強風の中ではそれも仕方ないか。
かなり寒くなってきた。
周りの人を見ると、秋の終わりのような格好をしている。
ふと温度が電光掲示板に13度と表示されていた。
そりゃ寒いわぁ( ゚д゚)
三ノ宮を過ぎると見慣れた町に出てきた。
僕は大学の4年間を明石で過ごし、
隔週に一回ぐらいのペースで明石と三ノ宮を原チャで往復していたから道はよく知っている。
「どこまで行けば街があって、
どこから数キロは住宅街で、
それ越えると高速にぶつかってー」
と言った知識があるから、
走りながらイメージできるし、
アップダウンがあることも知っている。
また、Googlemapはときに複数の道をサジェストしてくるが、
一つの道は海へ、もう一つは山へ行くことも知っているので、
いちいちGooglemap見て検討する必要がない。
時間の短縮になるし、気持ちの面でも自分の経験を信じて走れる。
垂水に、舞子、そして明石。
いろいろと学生のことを思い出す。
例えば、原チャで事故ったガードレールとか、
夜中にグダグダしたファミレス、
思えば、学生のときからバカなことをするところは変わっていない。
が、学生のときに走ることなど一度もしなかったのに、
今や、毎日いやというほど走っているとは、、、、、
9時すぎに明石に到着。
2号線はランナーがたくさんいたことや、学生時代の思い出に浸っていると、
そんなに苦もなく走れた。
ここでも土地を知っていることが役に立つ。
野宿できることを予めイメージできるからだ。
予想通り明石城の公園で寝袋を敷いて寝た。
街灯がすぐに消えて、食事するのに苦労したが、
今日の移動距離:53km
累計:2099km
福岡まで504km
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