フォーム作りは、走る土台作り
こんばんわ!パーソナルランニングコーチのREDです!
今日は、単発のランニング指導のために、
長居公園でNさんとセッションを行いました!
Nさんは、学生時代の能力に近づきたいというイメージが有るのですが、
それとはまだまだギャップがあるそうで、
その差を埋めるための具体的な話をさせていただきました。
聞くところによると、
「マラソンは入り口で、今後はトライアスロンなどにもチャレンジしたい」
とのことなので、
それらにも応用できるような「追い込む力」も実践を交えてお話しました。
ご本人もモチベーションが高かったため、
しっかりと練習すれば、比較的スムーズに結果が出ると思います!
本日の本文で、今回の指導した内容にも触れて書きます。
フォーム作りは、走る土台作り
■ フルマラソンなどの長距離走では、
後半になれば、なるほど、疲れてきます(って、当たり前ですね)
そうなると、自然と走るフォームが崩れてきます。
「肩で息している」などで表現されるように、心肺機能が低下することもあれば、
「足を引きずる」「膝を痛める」などの、症状になって現れることもあります。
そういったわかりやすい症状として、現れてくれれば、
何かしらまずいところに気づきやすいです。
(といっても、
実際に大会中にそれに気づいても、
もう手遅れであることがほとんどなのですが…汗)
手の施しようがない状態はさておき。
■ 今回お話したいのは、
「痛めるよりも、もっと前に徴候がありますよ」という話。
長距離を走っていると、
筋肉に疲労が溜まり、力が入らなくなります。
筋トレなんかでもそうだと思いますが、
疲れてくると、筋肉に力が入らなくて、バーベルが持ち上がらない。
RUNもこれと同じで、
疲れてくると、今まで動いていた筋肉が機能しなくなり、
フォームのブレとなって表面化します。
これが最初の兆候です。
「フォームが安定しないな」と思ったら、
「疲れてきている最初の兆候」と考えても良いです。
■ フォームがしっかりしていない人は、
上半身をやたらと揺らして、顔は上を向いたり、下を向いたり、
と、安定しません。
そうなると、
前に進もうとする推進力を、四方八方に逃がしながら走ることになり、
ゴール目指して走っているはずなのに、真っすぐ進みません。
蛇行して走っているような感じです。
当然、無意味な遠回りしていますよね笑)
そのフォームのブレが、脚や上半身の筋肉を連動させ、余計な負荷を与えることになります。
それが蓄積されると、膝や腱の痛みとして現れるのです。
そのためにも、
まずは、長距離を走るのに適したフォームを固めることが何より大事です。
■ フォームを身につけるためには、練習を重ねるしかありません。
何事も反復練習によって、技能や思考パターンを身に付けるのです。
習字でも、
何度も何度も、字を書く練習をするから、綺麗な字が書けるのです。
綺麗な字を書ける人も、最初から綺麗に書けたわけではありません。
知識だけでなく、実際に書いてみて、
練習を重ねるから、綺麗な字が書けるものです。
RUNのフォームもそれと同じで、
単に、ネットや本で書かれている知識や情報といった活字ではなく、
知識を活用して、何度も練習するから身体で覚えるものなのです。
RUNのフォームを体得するには、かなりの時間と労力がかかりますが、
一度、体得すれば、
体に染み付き、なかなか失われないものです。
(お箸の使い方や、車の運転などのように)
■ ですので、
走り初めの頃は、なるべく意識して、走るフォームを染み込ませることをおすすめします。
でなければ、
今までの何気なく走っていたフォームに、簡単に引き戻されるからです。
言ってみれば、
クセのようなものが出てくるのです。
そのクセを意識して取り除き、長距離に適した走り方のフォームを身に付けるのが、
長く早く走るため方法です。
■ そうやって身につけたフォームで、マラソンを走っても、
スタートしてしばらくは、その差がわからないでしょう。
ですが、後半になって、疲れが出てくると、
フォームが安定しない人と、安定している人との差が出てきます。
その差は、先に言ったような前に進もうとする推進力の差に現れます。
フォームが安定している人は、
疲れてきても、筋肉が走り方を覚えているのです。
意識ではなく、無意識レベルで体が動いてくれるのです。
だから、後半に大きくフォームが崩れることがないのです。
■ フルマラソンで4時間切り(サブ4)を狙おうと思えば、
必要とされるのは、最後まで走り切る力です。
100mを10秒で走り切る力ではありません。
つまり、
最後まで走り切る力があれば、サブ4を達成する力があることになります。
フォームとは、走るための土台です。
その土台作りをしっかりしなければ、マラソンのような長距離を走ることはできないのです。
今日はこのへんで。
[まとめ]
-
フォームのブレは、疲れの最初の兆候。
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フォーム作りには反復練習が欠かせない。反復練習して走る土台を作る。
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走るための土台作りがしっかりしていなければ、長い距離を走り切ることはできない。
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