『56th day ー 転んではじめて気づく奇跡の体』

Home  >>  日本縦断  >>  『56th day ー 転んではじめて気づく奇跡の体』

『56th day ー 転んではじめて気づく奇跡の体』

On 11月 9, 2014, Posted by , In 日本縦断, With No Comments

10:43 AM

今日はスタートが遅れたので、スピード上げて走る。
が、記念撮影のために熊本駅にもよる笑。

image

image

 

昼からずっと走ったが、暑い。
しばらく汗などかいていなかった。

やはり南下したので暖かくなってきているのか?

image

 

今日はただいつもどおり、よくある国道沿いの道が続く。

何も変わらない、ありきたりの道だ。

と、気を抜いていたら、転んだ。

初めて転んだ。

幸い大した怪我はしていない。手が少しすりむいただけだ。

荷物も服も無事だ。

 

image

 

でも、転んで初めて気づいた。
「これまで転ばなかったのが、奇跡だ」と。
僕はもう半分無意識的に走っている。
厳密には脚を交互に前へ前へ進み出している。
その繰り返しが、走るということになり、
これまで2700km以上の距離を走ってこれた。
でも、それはたまたま何かに引っかかることがなかっただけで、
ぼっーっとしたり、考え事をしながら、走っていたら、
いつ転んでもおかしくないのである。
それが、今日、転んだ。
そのいつか、が起こった。今日起こった。

それだけのことである。

このボロボロの体も、あと5日、今日が終わればあと4日。
「お願いだから、僕の体よ、もってほしい。」

地面に座り込んで、しばらく立てなかった。

image

 

 

6時を迎えようとした頃、八代を過ぎ、
残り20kmというところまで来た。

まだ市街地を走っているというのに、急に街の明かりがなくなった。

念のため、道を確認し、目安となる場所を見ておこうと思ったのだが、
ここから先、全くコンビニもなく商店もないことが判明。

それどころか民家でさえぽつぽつとしかない模様。。汗

image

 

真っ暗闇に近い中、走り続け、時刻は9時。

曲がりくねった山道を抜け、高さ200mの峠の頂上まで来た。あと2kmでゴールだ。

すると、ここでも最後にトンネルが待っていた。

歩道は特に広くないが、車どおりがまったく皆無なので、危険は感じない。

むしろ何もなさ過ぎて怖い。汗

たった800mしかないから、とにかく猛ダッシュで走った。

一度だけ車が通ったので、端のほうを走ったが、

見通しのよいトンネルだったので、それ以外は道の真ん中を堂々と走った。

image

 

 

道の駅・田ノ浦に着いたのは9時半過ぎ。

周囲に何もないと思っていたら、24時間の弁当屋さんがあったので、そこで晩飯を買った。

この道の駅はコンビニはないが、仮眠室があり、雨風をちゃんと凌げる。

野宿を覚悟していたが、嬉しい誤算であった。

この野宿も残すところあと数回しかないのだ。

これもまた懐かしくなってしまうのだろうか…

image

 

 

imageimage

 

今日の移動距離:58km

累計:2798km

佐多岬まで213km

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)