長距離は、踊るように走れ

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長距離は、踊るように走れ

On 1月 25, 2016, Posted by , In RUN,サブ4, With No Comments

踊るように走れ

こんにちわ!パーソナルランニングコーチのREDです。

 

先週の土曜は、生駒トレイルランというその名の通り、

京阪線の私市駅から高安山まで、

約30kmを縦走するトレイルランの大会に出てきました!

 

コースは比較的緩やかなコースで迷うこともありませんでしたが、

この数日は特段冷えたこともあり、山はけっこう寒かったです汗

 

肝心の大会結果は、最後まで走れたこともあり、3時間32分でゴール。

約250人中46位は、初心者にしてはまぁまぁではないでしょうか(^^)/

でもトップの方は私より1時間も(!)早いらしいので、まだまだです。

 

ロード(平地)のように余裕を持って走れるように、

もっと研鑽を重ねます!

 

 

長距離は、踊るように走れ

■ 余裕を持って走る、というので、思い出したのですが、

フルマラソンなどの長距離レースは、

身体的にも精神的にも余裕を持って走るのが大事です。

 

 

当たり前ですが、

長距離走は、短距離走とは違い、

フルスピードで最初から最後まで走り切ることなんてできません。

 

プロのランナーでも、最初から飛ばすのではなく、

途中からスパートを掛けて、ライバルたちと駆け引きをしたりします。

(といっても、

彼らの平常時のスピードは3分台前半/kmという恐ろしいスピードですが。。。)

 

フルマラソンでサブ4を目指したり、ウルトラマラソン完走を目指すのであれば、

3分台前半とは言わないまでも、

せめて、

「6分切るぐらい(/km)のペースであれば、余裕で走れる」

ぐらいの能力は欲しいものです。

 

 

■ ここでいう「身体的な余裕」とは、

6分/kmのペースで走っても、

「息が上がらない」「体に疲労感を感じない」など、

「放っておいたら、いくらでも走れますよ」

というような状態です。

 

これは、「なにもほんとうにいつまでも走れるようになれ」というのではなく、

あくまでも感覚ベースであって、実際にトライする必要はありません。

 

 

ですが、

本番前に20km走や30km走などの長距離練習は必須ですし、

逆に、こういった長距離練習をしていなければ

「放っておいたら、いくらでも走れますよ」とは、

胸張って言えないのではないでしょうか。

 

 

ここでいう「余裕」というのを例えるなら、

「坂道で勢い任せて、いつまでも転がっていける」

というような感覚が近いかもしれませんね。

 

『自分の意識が前に進もうとだけすれば、身体はそれに付いて来る、応えてくれる。』

といった感じです。

もちろん、走っても痛みや疲労感もない状態を指します。

 

■ なお、ここでは6分/kmをペースの目安として挙げましたが、

ペースを問わず、長く走って痛みを感じるようであれば、

部位によっては、走り方そのものが悪い可能性があります。

これは、個人個人の状況を見てみないとはっきりとはいえませんが、

身体のどこかで、無理や窮屈な状態にあると考えられます。

 

 

 

■ と、ここまで身体的な側面から、余裕というものについて書いてきましたが、

多くの人が、

「いや、理屈はわかるけど、実際にそれするのって難しい」

と思われたのではないでしょうか。

 

私がまだ走って間もない人間なら、きっとそう思います。

 

 

 

そこで、

「これからサブ4狙っていきたい」という人でも、すぐにできるのが、

『精神的余裕をもつこと』です。

 

これは、どういうことかと言うと、

走っている時に「まだ余裕」と自分の体と脳に言い聞かせて走るのです。

これなら、どんな人でもできます。

何度も何度も自分の脳に「まだまだ楽勝♬」と言い聞かせるのです。

単純につぶやくだけでも構いません。

 

すると、気持ちに余裕が生まれてきます。

「まだ走れる。」

と、自分の力を温存していることを自覚しているので、

いざ、というときへの対処する余裕が生まれます。

 

もっとも、

マラソンで「いざ、というとき」は往々にして現れることはないのですが。。

 

 

 

■ 人間誰しも、辛い時や疲れているときは、

マイナスの思考に陥りがちです。

むしろ、それがあるほど、人間らしいとも言えます。

 

 

ですが、サブ4やウルトラマラソンを完走される方は、

もうそれなりの距離を走られているのに、

皆さん、しんどそうな顔をしていないのです。

 

最後の方で追い込みをかける人は、精一杯になっている方もいらっしゃいますが、

少なくとも、

フルマラソンであれば、30km〜35km地点辺り、

ウルトラマラソンでは、70km地点前後までは、

まだ人と話すくらいの余裕が有るように見受けられます。

決して、息が上がっていたり、必死に走っていたりしていないのです。

 

彼らが懸命に走っていないわけではありません。

彼らは、周りを見渡したり、レースを楽しんでいたりします。

身体的な余裕も然りですが、

精神的に余裕を持っていることが伺えます。

 

 

■ 余裕を持つ一つの方法として、

私は、練習で走っているときこそ、いろいろと考えることがありますが、

レース本番では、あまり考えず、

『踊るようにして走る』

ようにしています。

 

意識を身体に任さえて、身体の好きなように走らせるのです。

無理な力が入っておらず、

半ば無意識的に走っているので、まったく苦痛を感じません。

 

すると、

余計なことに頭を使わないので、

身体的にも、精神的にも、かなりの余裕を持って走れます。

 

 

■ 身体は心を映す鏡です。

 

高杉晋作に野村望東尼が死の床で書いた俳句のように、

「面白きことなき世を面白く、すみなすものは心なりけり」

ではありませんが、

今、自分が置かれている状況や環境がどうであれ、

自分で自分の心を余裕を持つように、

踊るように、心を身体に任せて走ってみてはいかがでしょうか。

 

 

今日はこのへんで。


[まとめ]

  • 長距離走には、身体的にも、精神的にも余裕を持つことが大事。
  • 身体的余裕とは、「放おっておいたらいくらでも走れますよ」という状態。
  • 精神的余裕とは、自分の脳に言い聞かせるようにして走る。
  • 踊るように走れば、身体的にも、精神的にもかなり楽に走れる。

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