長距離は、踊るように走れ
こんにちわ!パーソナルランニングコーチのREDです。
先週の土曜は、生駒トレイルランというその名の通り、
京阪線の私市駅から高安山まで、
約30kmを縦走するトレイルランの大会に出てきました!
コースは比較的緩やかなコースで迷うこともありませんでしたが、
この数日は特段冷えたこともあり、山はけっこう寒かったです汗
肝心の大会結果は、最後まで走れたこともあり、3時間32分でゴール。
約250人中46位は、初心者にしてはまぁまぁではないでしょうか(^^)/
でもトップの方は私より1時間も(!)早いらしいので、まだまだです。
ロード(平地)のように余裕を持って走れるように、
もっと研鑽を重ねます!
長距離は、踊るように走れ
■ 余裕を持って走る、というので、思い出したのですが、
フルマラソンなどの長距離レースは、
身体的にも精神的にも余裕を持って走るのが大事です。
当たり前ですが、
長距離走は、短距離走とは違い、
フルスピードで最初から最後まで走り切ることなんてできません。
プロのランナーでも、最初から飛ばすのではなく、
途中からスパートを掛けて、ライバルたちと駆け引きをしたりします。
(といっても、
彼らの平常時のスピードは3分台前半/kmという恐ろしいスピードですが。。。)
フルマラソンでサブ4を目指したり、ウルトラマラソン完走を目指すのであれば、
3分台前半とは言わないまでも、
せめて、
「6分切るぐらい(/km)のペースであれば、余裕で走れる」
ぐらいの能力は欲しいものです。
■ ここでいう「身体的な余裕」とは、
6分/kmのペースで走っても、
「息が上がらない」「体に疲労感を感じない」など、
「放っておいたら、いくらでも走れますよ」
というような状態です。
これは、「なにもほんとうにいつまでも走れるようになれ」というのではなく、
あくまでも感覚ベースであって、実際にトライする必要はありません。
ですが、
本番前に20km走や30km走などの長距離練習は必須ですし、
逆に、こういった長距離練習をしていなければ
「放っておいたら、いくらでも走れますよ」とは、
胸張って言えないのではないでしょうか。
ここでいう「余裕」というのを例えるなら、
「坂道で勢い任せて、いつまでも転がっていける」
というような感覚が近いかもしれませんね。
『自分の意識が前に進もうとだけすれば、身体はそれに付いて来る、応えてくれる。』
といった感じです。
もちろん、走っても痛みや疲労感もない状態を指します。
■ なお、ここでは6分/kmをペースの目安として挙げましたが、
ペースを問わず、長く走って痛みを感じるようであれば、
部位によっては、走り方そのものが悪い可能性があります。
これは、個人個人の状況を見てみないとはっきりとはいえませんが、
身体のどこかで、無理や窮屈な状態にあると考えられます。
■ と、ここまで身体的な側面から、余裕というものについて書いてきましたが、
多くの人が、
「いや、理屈はわかるけど、実際にそれするのって難しい」
と思われたのではないでしょうか。
私がまだ走って間もない人間なら、きっとそう思います。
そこで、
「これからサブ4狙っていきたい」という人でも、すぐにできるのが、
『精神的余裕をもつこと』です。
これは、どういうことかと言うと、
走っている時に「まだ余裕」と自分の体と脳に言い聞かせて走るのです。
これなら、どんな人でもできます。
何度も何度も自分の脳に「まだまだ楽勝♬」と言い聞かせるのです。
単純につぶやくだけでも構いません。
すると、気持ちに余裕が生まれてきます。
「まだ走れる。」
と、自分の力を温存していることを自覚しているので、
いざ、というときへの対処する余裕が生まれます。
もっとも、
マラソンで「いざ、というとき」は往々にして現れることはないのですが。。
■ 人間誰しも、辛い時や疲れているときは、
マイナスの思考に陥りがちです。
むしろ、それがあるほど、人間らしいとも言えます。
ですが、サブ4やウルトラマラソンを完走される方は、
もうそれなりの距離を走られているのに、
皆さん、しんどそうな顔をしていないのです。
最後の方で追い込みをかける人は、精一杯になっている方もいらっしゃいますが、
少なくとも、
フルマラソンであれば、30km〜35km地点辺り、
ウルトラマラソンでは、70km地点前後までは、
まだ人と話すくらいの余裕が有るように見受けられます。
決して、息が上がっていたり、必死に走っていたりしていないのです。
彼らが懸命に走っていないわけではありません。
彼らは、周りを見渡したり、レースを楽しんでいたりします。
身体的な余裕も然りですが、
精神的に余裕を持っていることが伺えます。
■ 余裕を持つ一つの方法として、
私は、練習で走っているときこそ、いろいろと考えることがありますが、
レース本番では、あまり考えず、
『踊るようにして走る』
ようにしています。
意識を身体に任さえて、身体の好きなように走らせるのです。
無理な力が入っておらず、
半ば無意識的に走っているので、まったく苦痛を感じません。
すると、
余計なことに頭を使わないので、
身体的にも、精神的にも、かなりの余裕を持って走れます。
■ 身体は心を映す鏡です。
高杉晋作に野村望東尼が死の床で書いた俳句のように、
「面白きことなき世を面白く、すみなすものは心なりけり」
ではありませんが、
今、自分が置かれている状況や環境がどうであれ、
自分で自分の心を余裕を持つように、
踊るように、心を身体に任せて走ってみてはいかがでしょうか。
今日はこのへんで。
[まとめ]
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長距離走には、身体的にも、精神的にも余裕を持つことが大事。
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身体的余裕とは、「放おっておいたらいくらでも走れますよ」という状態。
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精神的余裕とは、自分の脳に言い聞かせるようにして走る。
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踊るように走れば、身体的にも、精神的にもかなり楽に走れる。
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