ロードにおける、トレイルのメリット
こんばんわ!
パーソナルランニングコーチのREDです!
寒さが少しマシになりましたね!
昨日、今年に入って3回目のトレランで、
葛城山まで7kgの荷物背負って走ってきました!
山の寒さは相変わらずですが、
頂上は雪も分厚いほど寒いのですが、
標高が下がるに連れて、
気温が高くなるのを感じます!
普段は、平地でも「寒い、寒い」と凍えそうなのに、
麓まで下りたときには、
「温かい!」と思えるぐらいですから、
不思議ですね!
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このブログは、
『ウルトラマラソンなどの
荒唐無稽なRUNをチャレンジすることで、
だれもが自己実現できる社会を実現させる』
ことを目標に、
年間5,000km走り、
様々なRUNや大会にチャレンジしてきた著者が、
その中で学んだことをお伝えするブログです。
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ロードにおける、トレイルのメリット
■ トレランを始めて、最近気づいたのですが、
「トレランは足を上げないと、前に進めない」ようです。
走るということであれば、
一見、
普通のRUN(ロード)も、山を走るトレランも、
同じRUNのように見えるかもしれません。
「走るのであれば、
脚上げないと前に進めないのは、当たり前では?」
と思われたかもしれませんが、
案外、これは当たり前でもないのです。
■ ロードを走っている人は体験しているかもしれませんが、
無理やり、足を上げなくても前には進んでいけます。
例えば、
階段をあがる時のように、
膝を90度に近い角度に曲げなくても、
身体の体重を前に傾けて、
その反動のまま2、3歩前に踏み出せば、
あとその後も4歩、5歩と、
自然と足が前に出すことがわかります。
この動作の中で、
膝を曲げるように、
高い位置まで脚を上げていることがないことに気づく、
かと思います。
極端な話、
そのままの反動でずっと走れば、
(速さや身体の強靭さを抜きすれば)
フルマラソンでも完走できるでしょう。
■ 今まで、
私がフォームのアドバイスするときの基礎としているのは、
この点を中心にしてきた理論です。
これまでは、
比較的、RUN歴が短い人や、
なんらかの痛みを抱えている人が多かったため、
まず、基礎を作るためのアドバイスとして、
「膝を曲げない(≒角度0)走り方」
をお伝えしてきました。
これでフルマラソンは走れる、
と、私も確信めいてはいたのですが、
それでは、レースの後半に身体が持たなくなってくることに気付きました。
(フォームチェックだけされた方、すいません。。。)
■ 具体的に、
「どこが持たなくなるか」といえば、
太腿(ふともも)の前後です。
なぜこういったことが起こるかといえば、
前述した「膝を曲げないフォーム」では、
確かに膝への負担はほとんどありません。
だから、痛めることはなく、
マラソンを始めたばかりの方には確実に効果があるのですが、
レースの後半になると、
「疲労蓄積のために、一歩踏み出すときの脚が上がらない」
という状態に陥ります。
「膝を曲げないフォーム」だと、
膝から下の負担は低く、しっかりと土台を作っていれば、
フルマラソンも走れないことはないのですが、
後半になれば、脹脛近辺の筋肉にも疲労が蓄積されます。
脚が動かなくなってくるので、
それを補うように脚を上げて進もうとします。
脚を動かす起点となっているのは、
腹筋の辺りの筋肉、つまり体幹です。
腹筋の辺りの筋肉からつながっている太腿の筋肉が動き、
順番に足先まで筋肉が動いていくため、
いくら膝から下の筋肉があっても、
上に持ち上げる筋肉(太腿の部分)がなければ、
一歩が小さくなり、前に思うように進めないのです。
よって、
脹脛の筋肉に疲労がたまる後半は、
脚(太腿)を上げなければ、前に進まないのです。
■ と、ここまで脚を上げることの重要性について解いてきました。
ここで、ようやくトレランについてお話します。
薄々、感づいている人もいるかと思いますが、
脚を上げるトレランは、
ロードの後半で大きく役立つということになります。
太腿の辺りの筋肉を非常に使って登っていくからです。
ロードばかり走っていた人間がトレランを始めると、
脚の筋肉(とくに太腿)にガタがくることがあります。
すなわち「太腿が攣る」のです。
私もトレランを初めてすぐのころは、
太腿の筋肉が最初に限界に達し、
それからしばらくの間は、
太腿が動かないためにツライ思いをしました。。。。汗
それも、しばらくしたら慣れてくるものです。
昨年末からトレランを取り入れていますが、
最近では、ある程度の距離までは攣らないようになりました。
(まだ、最後まで攣らなかったことは一度しかありませんが)
トレランでは、
90℃に膝を曲げるような階段や、
木の根っ子や小さな石がたくさんあり、
ロードのように脚を低い位置に上げたままだと、
躓くことも多々あります。
やはり脚を上げなければ、まったく前に進まないのです。
しかし、
この運動が、ロードでの後半に効いてきます。
脚が上がらない30km地点前後から進む原動力になってきます。
今回はトレランを30kmからの後半で役立つトレーニング
として紹介しましたが、
同じ原理で言えば、
同じ要領で、坂道ダッシュも効果があるといえます。
階段でのトレーニングも似たようなものかもしれませんね。
「山に行くのはちょっと…」
という人は、試してみては?
■ 私もトレランを始めるまでは、
山に対して抵抗がありましたが、
今では積極的に取り入れています。
明日も、階段トレーニングを行うつもりでいます。
ちなみに、
トレランを始めるきっかけは、サハラマラソンです。
サハラマラソンは、文字に似合わず、マラソンではなく、
トレランの要素も大きいと考えます。
先日、2013〜15年の3年連続でサハラマラソンに出ているS村さんが、
「サハラの直前は山ばかり練習している」
と仰っていたので、間違いないかと思います。
ということで、
私も最後の悪あがきですが、
サハラに向けて、山に篭もろうと思います笑
今日はこのへんで。
[まとめ]
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トレランは、ロードの後半30kmからの脚を上げて進む場面で役立つ。
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「膝を曲げないフォーム」は、膝を傷めないが、後半では持たない。
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後半を走り切るには、「脚(太腿)を上げる力」が必要。
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坂道ダッシュや階段でのトレーニングも、トレランと似たような効果がある。
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