小江戸大江戸参戦記’21(前編)

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小江戸大江戸参戦記’21(前編)

こんにちは!

パーソナルランニングコーチのREDです!

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■ 先刻お伝えしていました小江戸大江戸230kですが

無事に完走しました!

 

まずは完走できたことに一安心ですが

制限時間ギリギリの完走となり、

当初の目論見とは大きく外れたことが残念です、、、

 

これもまた学びにはなったので積極的に次に活かそうと思います!

 

 

以下、パーソナルトレーニングの日程はこちら↓↓

 

4月3日(土) 9:00~(満) 11:30~(満) 14:00~ 16:30

4月4日(日) 9:00~(満) 11:00~ 13:30~ 16:00

 

詳しくはこちらまで↓↓
https://moshicom.com/42631/

 

 

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このブログは、

『ウルトラマラソンなどの

 荒唐無稽なRUNをチャレンジすることで、

 だれもが自己実現できる社会を実現させる』

ことを目標に、

 

年間5,000km走り、RUNの常識をぶっこわすため、

様々なRUNや大会にチャレンジしてきた著者が、

その中で学んだことをお伝えするブログです。

 

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小江戸大江戸参戦記’21(前編)

 

さて、まだ走り終えて3日ですが、

ほとぼりが冷めぬうちに

できるだけ冷静に振り返って見ようと思います

 

小江戸・大江戸と大きく分けて2パートに分けられます

 

小江戸のコースは約90km、

アップダウンがあり、スタートの時刻からすると

日中暑くなることはスタート前から必至でした

それゆえ、日焼け止めは十分に塗りたくり、

多少のアップダウンも覚悟はしていました

 

大江戸のコースは115kmで、

ほぼフラット且つ時間も夜間になるだろうから

特段心配はしていませんでした

唯一懸念したことといえば、睡眠不足に陥ること

この点は対策が難しく、

「眠たくなったらすぐに寝る」といういかにも原始的ではあるが

それが最適な薬のように思えました

 

■ また、全体を通してですが、

股スレ防止に力を入れました

過去にも何度も100マイル以上距離を走っているが

いつも後半では股間のあたりが擦れて走るのを妨げられる

ちょっとした痛みなのですが、

積もり積もってくると走る気力さえ奪ってくる

それが経験的にわかっているから、テーピングで防護しました

人によってはワセリンを塗ったりもするらしいが

汗で効果が落ちることを考えれば、

完全に防護してしまうテーピングのほうが歩があるようにおもえました

ただし、後処理には苦悶すること必至なのだが汗

 

ほかにも地図での予習や行動食の準備、

およびデポジット(中間地点での荷物預け)も配慮しました

 

ただ一点、落ち度があったとすれば、

長距離バスでの移動中に事故に遭遇し、

当日はスタートギリギリに現地についたこと

それによって、荷物の配置を大雑把にしてしまったことくらいです

 

ここまでが、今回行った対策です

結果的にそのほとんどが功を奏したと言っていいです

股スレも大きな外傷はなく、ロストも一度切り、

最低限の被害で済ませられました

行動食の量もデポジットしてあった代えのウェアも

どれも適度なものであったと言えるでしょう

 

 

 

■ さて、ここからレースを振り返ってみることにする

 

川越〜吉見エイド(21.2km)

スタートは1グループ20名前後で順番にスタートしていく

私は前から4グループ目ぐらいだった

前述の通り、スタートギリギリに到着したこともあって

必要なものは詰めたものの、どこになにがあるか把握できていない

なにか入れ忘れもあるかもしれないが、今となっては仕方がない

気持ちの整理もつかぬまま、合図とともに走り出した

 

走り出してすぐ、小江戸の町並みの中を走る

小奇麗にされた町並みはこれから始まる

200km以上のRUNとは似つかわしくないものだった

 

川越は街の中心ということもあって信号が多い

案の定、信号でせき止められると、

前の集団に見覚えのある顔が何人かいた

サハラの盟友が2人、夢グレの常連さんが1人

どちらも抜群の走力を誇る方たちだ

サハラや夢グレは世にいう”HENTAIレース”であるため、数も少なく、

地方からの参加者も多い

先に出てきた御三方も東京を本拠地としているため

関西のレースではお会いすることができない

ここでお会い出来ただけでもこの大会に参加してよかったと思う

 

川越の街なかを抜けると、田んぼが広がるエリアにくる

まだまだ先に出発したグループの方たちが先にいるので道に迷うことはなく、

ちょっと速いくらいの人についていくと、

どんどん追い抜くことができた

今思えば、これが失敗の始まりであったが、

この当時は先のことなど楽観視しており、

ただただ気持ちよく走っていた

 

スタート直後、進路を西に向けて走っていたが

しばらくすると今度は北上し始める

先にスタートしたグループの方たちもどんどん数が少なくなり、

前を走っている人がいなくなった

「あれ?これってもしかして、、、、」

そう、自分の前に誰も走っていないのだ

後ろには確かに先程まで一緒に走っていたランナーの声はする

でもそれもだんだん声が小さくなっていく

この時点で、事実上、先頭(トップ)に立ってしまったことになる

 

正直、焦った

初めて参加する大会で、予習はしているもののコースにも不安がある

このままあらぬ方向へ行ってしまって、早々に道に迷うのではないか、、、

そう思うと怖い

初めて知った孤独と恐怖

まさかこんな経験をするとは思ってもいなかった

 

それでも走り続け、多少は不安はあったものの、

予習をしたおかげもあり、見覚えのある建物も出てきた

地面に”⇒”があったことも、少し安心させたし

手元の地図で確かめながら走っていると、

後ろからランナーが来て道を教えてもらうこともあった

 

また、さくら堤は菜の花と桜が満開で、家族連れやカップルも多く、

そこに似つかわしくない僕らランナーが走っていくことに

少し恐縮する思いもした

 

 

 

■ 吉見エイド〜手島エイド(32.7km)〜浄恩寺エイド(58.7km)

吉見エイドまでは奇跡的に一位をキープして走れた

この位置を続けられる訳がないのはわかっていたが、

それでも自分がこんな順位にいるのが嬉しかった

 

吉見エイドを前後して、荒川沿いを走ることになる

荒川沿いは前評判では風が強く、毎年難儀するらしい

だが、それもさして感じなかった

どうやら例年とは風が逆向きだったらしい

ただ、河川敷というのはどこでも同じで、

風景がほとんど変わらず、目安となる目標などが視認しにくい

それゆえ、飽きがきてしまい、気持ちが落ちてしまいやすい

今回もそうなりそうだったが、周りのランナーに引っ張られ

ペースがあまり落ちなかった

 

ある区間一緒に走ったランナーは

先日放送されたJapan Trophy(200kmの日本選手権大会のようなもの)

の出場者であり、喋りながら走ったが、さすがに心肺能力も高く、

聞くと、4分20秒/kmとかで200kmのレースに突っ込んだらしい

そんなガチじゃない一般市民にはとても敵わない方だった

10kmぐらいは一緒に走ったが先に行ってもらった

最終的にこの方は途中リタイヤしたらしい

後半、もう最後の秋ヶ瀬エイドでお会いして驚いたが、

理由は聞かなかったが、

おそらく暑さによるものではないだろうかと想像した

 

ランナーに引っ張られた、と言ったが

最初に追い抜かれた女性ランナーは相当なスピードだった

おそらく4分30秒/kmぐらいで走っていたに違いない

結果的にこの女性ランナーは大会新記録で200kmを走りきるわけだが

改めて自分がどんな大会に参加しているのか、

そして、自分がどんなペースで走っているのか、

それでいいのか?も少し考え、ペースを落とすことにした

もちろん順位にこだわることもその時点でほとんど捨てた

 

浄恩寺エイドに着くまでに二桁ないくらいのランナーに抜かれた

でもそのおかげで前にランナーがいるので道に迷う心配も少し減った

時刻は正午を迎え、暑さの影響がジリジリと出てきだした

 

 

■ 浄恩寺エイド〜唐子エイド(72km)

浄恩寺エイドで適度に食事を口にして、水をかぶる

日焼け止めを塗ったが、暑さはそれでも抑えきれない

この大会前に決めておいたのだが、

エイドではなるべく早くリスタートするようにした

長居は無用、足が根と化し、座り込んだら立てなくなる気がしたからだ

 

そしてもうひとつ、決めておいたことがある

それは「なるべく丁寧にエイドで感謝を言うこと」

これはボランティアスタッフへの最低限の敬意を表すことであり、

こんな状況下でもいろいろと出していただいたことへの感謝の気持ちである

 

用意していただいたものの中でも、スープや麺類はほとんど頂いた

弁当などはコンビニでも買えるかもしれないが

手の込んだこういった食材はここでしか味わえないものである

幸い胃に異常がなかったこともあるが、

出していただいた食材にはできるだけ美味しくいただいた

 

さて、コース的にはこの区間が小江戸コースの中でも

ハードだったに違いない

バイパス沿いを走り、アップダウンが絶えない

暑さもピークを迎え、用意した塩タブも複数個使用した

 

ランナーに抜かれることは少なくなったが、

後ろから来たランナーが転倒したらしく、顔から血だらけになっていた

ご本人は顔の状況がわからないらしく、意見を求められ

「今すぐ薬局見つけて駆け込んだほうが良いレベル」とだけ伝えた

彼がその後どうなったのか知る由もない

 

 

■ 唐子エイド〜連馨寺(90km)

暑さは多くのランナーを相当苦しめたらしい

唐子エイドで私のすぐあとについたランナーは到着するやいなや、

その場で座り込んでしまった

表情も冴えないし、喋る気力もない

食べる気もないらしく、見るからにグロッキー気味だ

この日の埼玉の気温は19.4℃となっている

天候は晴れだ

あとで知ったが、相当な数のランナーが

この暑さがほぼ理由でリタイヤしたらしい

 

私もその例外ではなく、

知らず知らずのうちに体力は削がれていたらしい

バイパスもやがて市街地に入るころになると、

ペースも落ちてしまい、やや間延びした

 

そんなとき、後ろから小江戸のランナー(90kmの部門)が来た

なんとなく愛嬌のある女性で、ほぼトップを走っていることから、

ペースも5分/km前後のスピードは出ていた

彼女的にもちょうどいいくらいのペースで私が走っていたこともあり、

少し話をしながら、歩調を合わせてもらった

彼女は時間的に見ても9時間切りができるタイムであったため、

最後は少しペースを上げて先に行ってもらったが、

約5kmぐらいは彼女と一緒に走った事もあって

100kmであればサブ10のペースで小江戸のコースは走りきれた

 

小江戸では持ちつ持たれつ、

あとで他のランナーにも引っ張られたのだけれど、

誰かに伴走してもらうということが

その人のRUNに大きく寄与すると改めて思った

 

 

今日はここまで。

 

 


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2 Comments so far:

  1. 吉田幸徳 より:

    顔血だらけランナーの吉田です。REDさんのアドバイス通り、薬局を探したのですが、なかったのでコンビニに入り応急処置を行いました(コンビニ店員にはかなり心配されましたが)。鏡を見てかなり衝撃を受けましたが行ける所まで行こうと思い走り続けた結果、25時間切りで完走することが出来ました。ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。また、前後に人がいない区間だったので久しぶりに人に会えてほっしました。ありがとうございました。

    • 赤山 雄治 より:

      吉田さん
      コメント、ありがとうございます!
      私みたいな若輩者のブログを読んでいただき、恐縮です。
      無事に応急処置をされて、しかも25時間切りで完走され、なによりです。
      私もあの孤独な区間でお会い出来て良かったです。またどこかの大会でお会いしたいですね。
      ありがとうございました。

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